Story

全国で約4万人の子ども達が、様々な事情で親と離れて暮らしています。

2020年8月 写真家レスリー・キーが東京の星美ホームという児童養護施設を訪れました。

幼少期に母を亡くし、シンガポールの孤児院で暮らした経験を持つレスリーは、そこで幼い頃の自分を見つけました。苦しくて、寂しくて、不安が募る日々。それでも毎日を必死に過ごさなくてはいけない…。そんな過去の自分と星美ホームに暮らす子ども達の姿が重なり、レスリーの心が動き始めました。

多忙を極めるスケジュールの中、翌9月には施設を再訪し、子ども達一人一人のポートレイトを撮影。

レスリーによって撮影された子ども達の眼差しは、強く光り輝いていました。この光を絶やさない為に、社会にいる皆と一緒にできる事は何か?

ファッション、アート、音楽、映画に精通するレスリーは、芸術を基盤とした活動で、子ども達が自由に自分を表現できる機会を作りたいと考えました。なぜならレスリー自身が、このアートによって、自分を知り、自分の感性を表現することで、心が救われた経験があるからです。

2020年11月 WE ARE THE LOVEというプロジェクトが誕生しました。